エリート医師の溺愛処方箋
あれから何度求め合ったのか…。
彼女は俺の胸に包まれたまま小さな寝息を立てている。
俺……明日から普通に出来るのか…?
俺の周りをうろうろされたら仕事どころではなくなるのではないだろうか。
そんな事を恐れる自分が何だか可笑しくて思わず一人、笑ってしまう。
彼女は何度も俺を好きだと言ってくれたが、俺はまだどこか半信半疑だった。
……酔った勢いで思わず口にしただけなんじゃないだろうか。
浮気されたとはいえ、恋人もいるんだし。