エリート医師の溺愛処方箋
…照れて笑っていた昨日までの自分がバカみたい。
お姉ちゃんの言う通りだったわ。
…今更…、来るもの拒まずのアホ男だったなんて、恥ずかしくて言えやしない。
そんな彼を運命の人だなんて本気で思っていた自分自身も、滑稽で笑える。
絵里も自分が二股される価値しか彼にとってはないって事に早く気付けばいいのに。
ま……お似合いなんじゃないの…?
うまく勝手にやればいいわ。
私はそんな不毛なレースはごめんだ。
…医者なんて……やっぱり駄目ね。
これからは恋愛対象外だわ。