『6年3組・幸福堂先生』
「なら、私が親友になろうか!
 で、色んなこと語り合おうよ~。」


「アハハハ・・・。」


「・・・あ、あら・・・ゴメン・・・
 どうしよう、涙が・・・。」






そうトシヒデくんの目から




ポツリ・・・ポツリ・・・


綺麗な雫が落ちた。


一滴だけの雫・・・。











「そうだったんだ。」


「トシヒデくんは来ないけど、文通だけは
 してるんだもん。」






カバンの中の手紙をあさっていると


「たくさんのいい友達もいるよ」


って書いたばかりの手紙を
ユナちゃんだけに見せた。

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