『6年3組・幸福堂先生』
でも耐え切れなくなった私。





学校を抜け出して
行った場所。


母の会社の近くの本屋さん。






そこへ


「タエ!戻っておいで!!」


ユナちゃん・・・
ユナちゃんが・・・


「あっ、先生!ユナちゃん!」






ユナちゃんは近寄ってきて抱きしめて


「心配したの。」

「・・・ごめんね・・・あのね。
 つらかったの。」


「・・・タエ。」


「私がいけないんだ。自業自得。
 でも頑張りたい。でもどうしようもなくて・・・。
 学校に行けない・・・先生。


 ・・・うん・・・そう。分かってた。
 あのね、私、トシヒデくんにも
 言ったもん・・・。」


「ん?」


「トシヒデくんと朝まで語り合った場所・・・。」



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