親を説得できるのか!?
はぁ。





虚しさのあまり思わず涙ぐんでしまう。





やばっ。

そう思って慌てて目をこすろうとしたとき・・・





「そんな事で泣くか?」





ちょっと小馬鹿にしたような声が右隣から聞こえてきた。





・・・っていうか泣いてないし!!!





・・・ん?ちょっと待って。





今のってなんの声・・・?





え、何?幻聴?





真相を確かめるべく、私は声のする右隣に恐る恐る顔を向けた。





『あんた誰・・・?』


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