年上の同級生~俺って弟?~
教室後方のドアが開く。

多分小池君は全て聞いていたに違いない。

でも彼は知らん振りをしている。

私を見る事も無く、クラスのみんなを見ることも無く

日誌を鈴木先生に渡すと静かに席につく。

淋しい瞳をしている子。

背が高いのを気にして猫背になっている。

眼鏡もわざとあんなに野暮ったいのをかけているし・・・。

笑ったら可愛いんだろうな。

私の3つ年下なんだ・・・・。

・・・・私ったら何考えてるんだろう。

少し話してみたいな、なんて一瞬でも思った

私がいる。

こんな気になったのひさしぶり。

・・・・結構悪くない感情・・・・・・
< 6 / 13 >

この作品をシェア

pagetop