9日
「先生~!将来の夢、決まったよ!」
岡田先生「お、あんなに悩んでたのに!?何、何?3、2、1、Q~!」
「…。」
岡田先生「え、教えてくれないのぉ~?」
「こないだ返されたノートに書いてくれたこと。」
岡田先生「…ノート?あ!お~、そうかそうか!頑張れよ!」
「うん!」
いつもは三日坊主の私でも今回の夢を叶えることに関しては頑張れそうな気がした。
次の日、廊下で千尋ちゃんに話しかけられた。
千尋ちゃんも女子テニス部の同期。
千尋「羅夢、これもらった?」
外国のポストカードを何枚も持っていた。
「もらってないや。何?これ。」
千尋「岡田が外国のお土産だって。」
「へえ!ありがとう。」
その日の5時間目、社会だった。
社会の席だと私は一番前。
「岡田先生、ポストカードありがとう!」
「あ~。ありがとうって言ってくれてありがとう!ありがとうって言われたの、3人くらいだからな(笑)
みんなもらえるのが当たり前やと思ってるね。何にしたの~?」
「紫のらくだのやつ。」
岡田先生「あ~、あれね。」