愛してたこと忘れないで。
それからあたしと未来と真由はからおけを楽しんだけどゆきは一曲も歌わなかった。

「んー、帰る?」

店を出て真由が言った。

「うん。」

ゆきが小さく呟いた。


「んじゃ、帰るかっ!真由ちゃんも夢ちゃんもまた遊ぼうね!」

みらいの言葉に軽く返事してあたしと真由は駅のホームまで歩いた。



歩いてる途中、真由が不思議そうに言った。

「ねぇ、夢。今日の男かっこよくなかった?しかも、おけ代出してくれたし、指一本も触れてこなかったし・・。すごくない?」


「ん、それあたしも思った。」


確かに今までの事を考えると今日はびっくりするくらい普通の遊びだった。

あたしは一緒に真由の家に帰ってずーっと今日のことを話し合っていた。


< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop