愛してたこと忘れないで。
あれから時はたって7時―――
電車に揺られながら今日遊ぶ相手の顔を想像する。
ぶさいくだったらほんとやだな・・。
こんなこと考えてると真由がはしゃぎながら聞いてきた。
「今日遊ぶ人かっこいいの?」
「知らないよ、見てないもん」
こういうパターンも少ないはないから真由はそれ以上なにも話さなくなった。
あたしたちは電車ん中でひたすら鏡とにらめっこ。
プシュー
「あっ、着いたみたい♪」
真由が嬉しそうに微笑んだ。
「だね、降りよっか」