空色



それから、何日かたった今日。

今は学校にいる。


周りで騒いでいる女子。
その中には私の親友、壱川千鶴がいた。

千鶴は皆のムードメーカー的存在。
いつも皆の中心にいる。

「アユ〜元気ないね〜どーしたの?」

千鶴からの言葉にはいつも救われてきたが、親友を悲しませられないので
「昨日夜遅くまでTV見てたんだー」
と嘘をついた。

「ホントバカだなぁ〜ちずは」
こいつは、安達カズマ私の恋人…

やっぱし言えない。


お昼、カズマとちずとご飯を食べに屋上に行った。
「おぉ〜 きっれ〜〜〜」
屋上から久しぶりに景色をみた。
「見て!! 海!! こっからでも見れるんだ〜」
とはしゃいでいた。

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