俺様彼氏と我が儘彼女
するとニヤっとしながら、
「ついてこいよ。」
自分の女でもないのにそう自慢気に言う要の後をついてった。
どうやら入学式は、終わったらしく俺達も1年の教室へ来た。
「あっ、いたいた!日向、あれ。」
要が指差した先にいたのは、細くて美人な顔でちょっと色っぽい女。
あれは、やべぇ…。
「待って要…。俺あいつ欲しいかも…。」
「は!?お前とライバルとか本気無理!隣のあの色っぽい女にしとけよ…」
いやいや俺が言ってんのは、その色っぽい女。
どうやら要が指差した女は、俺が欲しいと思った女の隣の奴だった。
要が惚れた女は、どっちかってゆーとちっちゃくて可愛い系。
目がクリっとしてて確かに可愛いな。
でもやっぱり俺は、そいつを見てもなんとも思わなくてその隣の女ばかり気になる。
超色っぺぇ〜…。
「俺あの色っぽい女欲しい…」
「よかった…。お前可愛い系タイプじゃないもんな。」
俺は、可愛い女より美人な女の方がタイプだ。
夜とかうまそうだし?
にしてもあいつは、やべぇ…。
俺まじでおかしいな今日。