俺様彼氏と我が儘彼女



するとニヤっとしながら、

「ついてこいよ。」



自分の女でもないのにそう自慢気に言う要の後をついてった。
どうやら入学式は、終わったらしく俺達も1年の教室へ来た。





「あっ、いたいた!日向、あれ。」



要が指差した先にいたのは、細くて美人な顔でちょっと色っぽい女。

あれは、やべぇ…。





「待って要…。俺あいつ欲しいかも…。」

「は!?お前とライバルとか本気無理!隣のあの色っぽい女にしとけよ…」





いやいや俺が言ってんのは、その色っぽい女。

どうやら要が指差した女は、俺が欲しいと思った女の隣の奴だった。



要が惚れた女は、どっちかってゆーとちっちゃくて可愛い系。
目がクリっとしてて確かに可愛いな。


でもやっぱり俺は、そいつを見てもなんとも思わなくてその隣の女ばかり気になる。



超色っぺぇ〜…。





「俺あの色っぽい女欲しい…」

「よかった…。お前可愛い系タイプじゃないもんな。」




俺は、可愛い女より美人な女の方がタイプだ。

夜とかうまそうだし?





にしてもあいつは、やべぇ…。

俺まじでおかしいな今日。




< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop