いつも強がりだったキミへ~愛のカタチ~



『さゆりの事、ずっと心配だった...早く前の明るいさゆりに戻ってほしくて・・・勝手に決めちゃった...。ごめんね』



「・・・はぁ!?」



何が何だか頭が付いていけない。


話が・・・全く見えないにもほどがある。




「ちょ・・ちょっと一旦、落ち着こうよ?私を心配してくれてる...それは分かったわ。で、何を勝手に決めちゃったの!?」



『えっ!?・・えっ!?・・・あたし、話してなかった?今日ね、高校の時の集まりがあって...さゆりも勝手に出席って事にしちゃったの』



「・・・・はぁぁぁ!!??」


やっと...やっと話が見えた。



どうやらクリスマスに高校の時の仲が良かった人達でパーティーがあるらしい。


もちろん、恋人や家族と用事が無い人だけらしいから少数だと愛香は言っていた。



・・・って、それより――!!!




「愛香ぁぁぁぁ―――!!!」


『ほっ・・・ほら怒ったぁぁ!!そうやってすぐに、さゆりは怒るんだもん。だから最初に謝ったのに!!』



もう・・・嬉しいやら何やら...



私を心配してくれる気持ちは十分伝わったけど...

イキナリすぎでしょ・・・。
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