いつも強がりだったキミへ~愛のカタチ~
「―――うん、分かった。了解っ!!それじゃぁ」
プツンと電話を切って立ちあがった。
テーブルに置いてあるアルバムにそっと手を伸ばしぎゅっと胸の前で包みこんだ。
思い出もすべて...私とキミの生きた証だから。
ずっと大切に持ってるよ。
置き場所には困る事は無かった。
だって・・・もう分かってる、隼ちゃんからもらった大事なものの置き場所は決まっていたから。
最後にもらった手紙だって、この場所。
少し古ぼけたタンスを引き、ゆっくりと中にしまった。
「・・よしっ。ちょっと早いけど、準備しようか!!」
少し明るい声を出し、私は出発の準備をした。