いつも強がりだったキミへ~愛のカタチ~
胸ガ高鳴る
―――――・・・・。
「はぁぁぁ~~~っ!!!皆~~そろそろお開きにしちゃおうか」
あれから早5時間以上
周りの皆はヒートアップ状態で、お酒が飛ぶように飲み干されていった。
あんだけあった料理も、今じゃスッカラカン
・・・・ちょっと...皆ぁぁぁ~~
私は、あまりお酒が好きじゃないからオレンジジュースばかり飲んでたんだけど...
「こらっ新太!!!飲みすぎだよ――!!はい、これ没収!!」
新太の手に握られていたギリギリまで入っているビールコップを奪い取る。
だって・・このまままじゃ、大変な事になっちゃうよ
「おらぁぁぁ――!!!さゆり、取んじゃねぇぇ~よぉ~」
ドンドン、と力強く手を叩きつけている新太はテーブルにうつぶせの状態で騒いでいる。
新太って、こんなに酒癖悪いの?..って、その前に量がハンパ無いんだよ...これ
そして、その言葉を境に眠りへと入ってしまった。
「わぁ・・・しまった、寝ちゃったよ!!!・・・あ・・愛香――!!ヤバいって、そろそろ本当に、お開きにしなきゃ」
「・・・あっ、うん!!そんじゃあ、酔ってない人達―!!このバカ共を家まで送ってやってくれないかな?家が近い人とか、知ってる人とかで協力して!!...じゃないと、世間様に迷惑をかけちまう...」
私は最後に愛香がボソッと言った言葉を聞き逃さなかった。
そうだよ・・・ヤバいって、このままじゃ世間様の迷惑になっちゃう