いつも強がりだったキミへ~愛のカタチ~
『今な、これ録音してる時、さゆ寝てるんだよ~相変わらず可愛いし、寝像悪いし。料理は俺の方がうまいし...って、何か話それたから、そのまま行くけど...すぐ怒るし、泣かないし、大雑把で..誰にでも仲良くするし・・・』
「けなしてるの・・・?・・・褒めてんの・・?」
『俺ばっか好きみたいで...さ。嫉妬して...さ。一時期、さゆの気持ち分かんなかった。・・・でも、俺は良いんだ、俺ばっかり好きでも。だって俺、さゆの事...愛してるから』
「・・・・っ・・・。」
もう・・・ダメだよ
それ以上言ったら・・・止まんない...。
何で、そういう事...スラスラ言えちゃうの?
私だって何度も言おうとしたのに・・・言えなかった。恥ずかしかったのよ.....。
私も・・・私の方が・・・隼ちゃんの事好きなのに...どうして、あの時・・・言わなかったんだろう?
伝えられなかったんだろう?
いつ死ぬか分からない・・・人間の命。
そんな事・・・分かってたくせに....何で――?