風花
夏
『今日もまた今年一番の暑さかぁ・・・』
向かいのビルに反射する太陽の光を見ながら、
この快適な温度の事務所を出て家へ帰る道中を想像していた。
暑さで溶ける人間も1人くらいはいるだろう・・・と幼稚なことを考えたり。
そんな全くやる気ない私のパソコンにメールがやってきた。
『だれぇ~(涙)』
思わず声がでた。
ん? 清谷さんだ。
清谷さんとはあの焼き肉の日から仕事以外で会話してない。
かといって、特別何か変わったこともない。
ただ、あれからプライベートで会うことはなくなった。
メール内容は、昨日清谷さんに頼まれて作った会議資料のチェック完了連絡だった。
ん?
メールの最後に何か書いてある。
「誠に勝手ながら、来週より1ヶ月休暇をいただきます。
ご迷惑お掛けいたしますがよろしくお願いします。
休暇中の担当者は・・・」
え?!なんで?
すぐにメール返信した。
『お疲れ様です。
ご確認いただきありがとうございました。
休暇の件、了解いたしました。
急な事なので、何かあったのではないかと心配です』
これ以上もこれ以下も何も書けなかった。
精一杯のメールだった。
結局、メールの返信はこないまま清谷さんは休みに入ってしまった。
向かいのビルに反射する太陽の光を見ながら、
この快適な温度の事務所を出て家へ帰る道中を想像していた。
暑さで溶ける人間も1人くらいはいるだろう・・・と幼稚なことを考えたり。
そんな全くやる気ない私のパソコンにメールがやってきた。
『だれぇ~(涙)』
思わず声がでた。
ん? 清谷さんだ。
清谷さんとはあの焼き肉の日から仕事以外で会話してない。
かといって、特別何か変わったこともない。
ただ、あれからプライベートで会うことはなくなった。
メール内容は、昨日清谷さんに頼まれて作った会議資料のチェック完了連絡だった。
ん?
メールの最後に何か書いてある。
「誠に勝手ながら、来週より1ヶ月休暇をいただきます。
ご迷惑お掛けいたしますがよろしくお願いします。
休暇中の担当者は・・・」
え?!なんで?
すぐにメール返信した。
『お疲れ様です。
ご確認いただきありがとうございました。
休暇の件、了解いたしました。
急な事なので、何かあったのではないかと心配です』
これ以上もこれ以下も何も書けなかった。
精一杯のメールだった。
結局、メールの返信はこないまま清谷さんは休みに入ってしまった。