第1章



「きっとさ、俺さ、宇宙人も河童も、存在すると思うんだ」
「急になにいってんの?」


ユウキとマミと二人で
地元の汚染された川の上にあるいまにも崩れそうな橋の上で
空に浮かぶ、たくさんの星をながめていたら
突然語りだした。



マミは、顔をぽかんとさせている。
こんなユウキをみたのは、初めてだったから。













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