先生の膝の上に座らさせられる。
先生は優しくキスをしてきた。
そして、マミを裸にした。
マミは裸に先生の白衣を着せられて、理科室のカーテンは閉め切られた。


先生は、あの事件の前の彼氏だから、平気。
少しは怖い。だけど、昨日のユウキより優しくて、おとなで。


ユウキとまだ付き合えないのは、マミが先生のことをまだ好きだから。
舌の裏側まで舐められる、激しいキスをした。



「帰りなさい」


「先生…」


「帰れ」


先生は、少し泣いているように見えた。


マミは、それを気付かないフリして理科室を出た。
ごめんなさい。先生を苦しませてしまって。




こんなとき、ユウキはどうするの?
なんで…あたしは…こんな女なんだろうね。



答えなんて出なかったけど、あたしの心は重くなって
なんだか、情けなくなった。

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