「ユウキ、キスして」


「えっ…どうしたんだよ急に」


「早く!」


ユウキは動揺しながらも、マミの唇にキスをした。
触れるか、触れないかの、キス。


「ごめんね、もしかしたら、あたし…
そんなに男性恐怖症じゃないのかもしれない…
だって、キスされても、全然平気だった…。
ユウキにしてもらったからかもしれないけど…。先生のこと
忘れることができたかもしれない…ねぇ、抱きしめて?」




こんなに調子いい女でわがままで
意味のわからない女なのに



ユウキは優しく抱きしめてくれた。
それから2時間ぐらい泣き続けた。



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