あ
こんなことをユウキが言うなんて。
ユウキの目は、空に輝く星のように輝いていて
それから3時間、マミはユウキの話を延々と聞かされた。
将来の夢の話、お嫁さんの話、子供の話、老後の話。
「俺は信じるよ」って。
「だからお前も信じろよ」って。
なんだか、最後だけ悲しそうな顔でユウキは笑った。
マミとユウキは、ある共通点があった。
それは、いじめられっこだってこと。
図書室で刃物で手を切ろうとしていたユウキを励ましたのが、マミだった。
あれからマミとユウキは、まるで昔から仲のよかった幼馴染のように
いつも二人共に行動している。