どうしようもなく好きです!
ゆうかside


「んー・・・。」


いくら考えても結論が出ない。
ここは誰の部屋・・・!?いや、それはたぶん亮太の部屋だ。
なぜ分かるかというと、床に亮太が毛布をかぶって寝ているから。

・・・。で!!なぜ私は亮太の部屋のベッドで寝ているかということ!!


亮太の部屋に入った記憶さえない!!
というか私、昨日自分の部屋に戻った記憶もない・・・。


これはお酒のせいでしょうか・・・?
いやいやいや!!私は未成年だから!!


バサッ


むむっ?

視界が真っ暗になった。

ええ?なんで?


「何百面相してんだよ。」

ん?この声は亮太だ!!


「ねえ何で真っ暗なのー?」

するとパッと明るくなった。

「あーお前ウケるw」


私の頭に亮太が自分の毛布を被せたみたいだ・・・。


笑ってる・・・。

亮太が笑ってるの初めて見たかも!
もともとかっこいい顔してるなーとは思ってたけど笑うとさらにかっこいい。





あれ・・・?なんか今、一瞬体に電流が走ったような感じがした。
気のせいかな・・・?

「なに見てんだよ。」


あ~、見つめすぎてた。

「ん~、笑ったらもっとカッコよくなるんだな~って思って。」


とたんに亮太の顔がほんのり赤くなる。

お、照れてる??
うわーかわいい!!


「お前、俺が笑ってると嬉しいか?」


真剣な顔で聞いてくるので思わずこっちも

「めったに笑わないから私に笑ってくれてうれしい!!」

素直に答えた・・・。




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