どうしようもなく好きです!
~回想~
男  「ゆうか、俺のこと覚えてるか?」

ゆうか「うん、覚えてるよ~!中学で同じクラスだったよね!忘れるわけないよ。」

男  「あー良かった!あのさ、もしお前と同じ班になってたら言うつもりなかったんだけどさ、あの~俺と、友達以上の関係になってほしいんだ!」

ゆうか「友達以上・・・?あ、親友か!でも男女で親友って珍しいよね・・・?」

哀れな男だ・・・。勇気を出して気持ちを伝えたのにまったく届いてない・・・。
あいつ天然すぎだろ・・・。てゆーか天然通り越してアホじゃねーか?

男  「あ~、その親友ってことじゃなくて・・・、う~ん・・・。もういいや。ゆうか、今のは忘れて!じゃ。」

~回想終わり~

盗み聞きをしてた訳ではない。聞こえてしまっただけだ。



ありえねー・・・。わざわざ親友になってくださいなんていうやついねーだろ・・・。
しかも男が女に。

噂以上の天然だ。



去年、ゆうかに惚れてるやつを見てあほくせーと思ってた。


恋とか愛とかそーいうことに俺は関係ないと思ってた。
いや、そーいうことが信じれなかった。



だが、もう目の前に迫っていた。

俺の


初恋が・・・。





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