‐Children‐
生徒6人が唖然とする中、立花と呼ばれた人物の声がした
「うぅぅ……なんだい天城。僕を起こしたってことはお土産はあるんだろうね」
「立花先生!」
声をあげたのはクリス
だが、昴以外はその男を知っているようだった
「なんであんたがここにいるんですか!?」
「やぁ、琉くん久しぶり。ていうか、クリスくんに天城組がほぼ集合かい?」
ハハハ、笑いながら特徴的な丸眼鏡を押し上げた
先程まで眠っていたのか、寝崩れた白衣を緩慢に整えていた
「こんな時間に遠足?」
「バカいえ。こいつらが勝手にここに居たんだ」
「あっ!お土産がいっぱい」
天城は呆れて立花を睨んだ
立花は天城が持参した酒と逃げないように捕まえていた青柳を見てそういったのだ
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全員、あの恐怖の物体(立花理緒)が出て来た部屋にいた
適当に用意されたイスや箱に座り、立花はコーヒーを振る舞った
「やぁ、僕が住んでる所にそんな噂があったなんてねー。頼良くんも意地の悪い遊びを仕掛けたものだ」
意味ありげにクスクスと笑って天城に視線をやる