‐Children‐
頬を膨らませてむくれる少女をそばかすが頬に散る和かな印象の少年が宥める
《まぁまぁ落ち着いてキャリー。3年前にジョー先輩を倒した……えーと》
《ライラ・フジサキだ》
ディックと呼ばれた少年は楽しげにその名を呼ぶ
5人集まるその場で、一番背が高く、しっかりとした体格の少年がぼそりと呟く
《しかし、他のレギュラーメンバーは初参加のようだぞ》
《俺が当たりたいのは彼女だけだが……他の連中にも楽しませてもらいたいものだ》
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「えーと、まずこのフロアが私達流星学園に割り当てられた宿泊施設です」
広い談話室で和泉紗羽が手帳を開き生徒に連絡と注意を告げる
「食事は一階にある食堂で済ませて下さい。それ以外はエイムズ研究センターのからの外出は禁止します」
「えっ!なんでぇ!?」
一番に声を上げたのは頼良
心からの疑問と不満が溢れている
「近くの街で買い物は!観光はどうなるのよ!?」