‐Children‐
昴は会話についていけずにとりあえず沈黙を保った
昴はまだ細かく聞かされていなかったが、レストチルドレンには大まかに2つのタイプがある
まず、炎、水、風、雷、鉱物など自然物を操るタイプ
そのタイプは身体の外側の物質を操る事にたけている
もう一つが、身体の内側の物質を操る事ができるタイプ
これはレストチルドレンの中でも珍しい
能力は身体の一部を操り、活性化させること
例えば、声の増大や神経を活性化させテレパシーにもにた感知能力を持つことができる
研究員は焦ったように言った
「系統が違えばデュエルは危険なのはご存じでしょう」
「彼女は特別だと言ったろう?」
「しかし……」
言い淀む研究員を流して君ヶ崎理事長は昴はデュエルを行う部屋に行くように言う
「君の好きに、だよ」
理事長の言葉の意味は分かる
だが、『それ』をここでしてしまっても良いのか?
四角いガラス張りの部屋に入る昴は悩むように瞳を伏せた