‐Children‐
琉は2人ほどとデュエルを終えて……もちろん勝った……しばらく順番待ちだった
だから、適当に歩いて他のブースを見ていた
すると、青柳昴を見つけてしまった
昨日の天城の言葉が頭をよぎるが、モヤモヤとしてしまいあえて無視する
ふと、気付けば珍しい人物が青柳の隣に居た
白銀の髪をした若い理事長
琉はあの理事長のことが気に入らない
なにもかも見透かしたように笑うところが信用できない、と直感で思っていた
研究員も交えて何事か話していたが、すぐに青柳はデュエルブースに入っていく
その部屋を見て琉は興味を引かれて近づいた
対戦相手は御堂レオだ
グラウンドでの出来事や頼良のことは気になっていた
その青柳のデュエルだ、気にならないはずはない
開始のブザーが鳴って、琉は瞬いた
琉はそんなに近くで見ていたわけではない
だから、部屋全体を見れたために昴の動きをすべて見てしまった
レオが吹き上がらせた炎は、いつもの形態をとって昴に向かう…………その前に
昴は走った……いや、跳躍したのだろうか
倒れたレオの側に立つ少女に琉は瞠目した