‐Children‐

面倒な事ばかりだ


そう思うのだが………

いつだって俺は流される

彼女の声が耳から離れない

だから、だから仕方なく…………仕方なしに、俺は



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流星学園の中庭に昴はいた


流星学園の敷地は広大だ
もともと、政府の研究施設だった場所を改築したのが流星学園なのだそうだ

一般授業を行う校舎が入り口から一番手前に位置し、その奥に先日データをとったデュエルをするための施設


その更に奥には政府の機密施設がある
そこはフェンスで隔てられ生徒も立ち入る事ができない場所だ


そして、校舎の脇へ少し歩けば寮が建つ
他にもまだ、よくわからない場所は多々あるが


昴が今いる中庭は一般校舎とデュエルを行う特別塔の間にある


一応、他の生徒が中庭をうろうろしていたので、見つからないように木の上に隠れている


昴はチョロチョロと逃げ回り、１時間ほど経過したが誰にも傷ひとつ付けられていない

まぁ、半端な能力が通じない昴に触れるのは容易な事ではないのだが