‐Children‐
何故強くなりたいか、ということは聞かずに昴はアッサリとうなずく
「納得できました?」
「そうですね。強さを求める理由は人それぞれです。いちいち聞く必要はありません」
「なるほど」
昴実に軽やかに木から飛び降りる
クリスもそれに続く
ふと、昴はクリスを振り返る
「相澤君はもしかして代表者ですか?」
なんの、とはクリスも問返さなかった
この場合考えられるのは国際デュエルのことだけだ
「そうですけど……何でわかったんですか?」
「貴方はいきなり攻撃して来なかったので。今は代表者を攻撃してもいい時間ですよ、なのにわざわざデュエルを申し込むのは同じ代表者だと思いました」
律儀ですね、といわれてしまいクリスは苦笑いを漏らした
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琉は廊下を走っていた
斎藤副会長を倒して琉は昴を探している
(どこにいるんだアイツ……)
琉は昴が気になっている
レオのような意味でなく、ただただ少女の正体が気になるのだ
あの能力
そして、それを差し引いてもあまるあの身のこなし
理事長が関わっていることも大きな要因だ