アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~
『マッシュ!
オレも言いたいことある!』
『ちょ、ソラ…!!』
ソラ君が咳払いをする。
…なんかしょーもないこと言いそう…。
『もし、これ以上亜緒になんかする
んなら…。
軽音部ファンクラブを解散させま
す!
解散しないって言うんなら、オレ
は退部します!』
教室の沈静がざわめきに変わった。
特に女子は焦ってるみたい。
「やるねぇ、ソラ君。」
「翡波…。」
翡波が人数分のアイスを差し出す。
「愛の力は偉大だな。」
「何言ってるんだか。」
でも、正直泣きそうだったのは事実。
こんなにもあたしのこと思ってくれてるなんて思わなかった。
『…以上です。』
その言葉が聞こえた瞬間、あたしは教室を飛び出した。