アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~
「亜緒の歌、聴きたいな。
かなり上手いんでしょ?」
明がリクエストしてきた。
「え…?」
「いいんじゃね?
いい練習になるし。」
突然すぎるよ…。
心の準備とか出来てないし!
「カラオケだと思えばいいんだっ
て!
翡波、アコギにした方がいいん
じゃね?」
翡波は了解という風に頷いてもう1つのケースに手をかけた。
「ギターにも種類あるんだね。」
「まぁね。」
翡波が明に相槌を打ちながら、チューニングを再開する。
「亜緒、三日月でいいよな?」
「う、うん…。」
歌う方向で進んじゃってるし…。
…あたしってお人好しなんだろうか…。