アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~
「亜緒。」
いつもと同じような時間に樹乃はやってきた。
「ああ、樹乃。」
樹乃は相変わらず接してくれるけど…。
なんかモヤモヤする。
「今日は何してた?」
「…普通かな。」
これがあたしの口癖になってきていた。
「へぇ。そっか。」
「…頼哉は?」
「…まだ…ちょっとね。」
…もちろん頼哉とも顔を合わせていない。
…合わせられるわけがない。
「あ、亜緒?
今からお見舞い行こうよ!」
「え…?それは…。」
何言ってんの…?
「ほら、早く準備してよ!」
「ちょ…。」
それだけ言って、樹乃はあたしの部屋を出て行った。
「…意味わかんない。」