アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~
1人で発声練習をしていたソラ君が目に入る。
一生懸命な姿をカッコイイと思ってしまう。
ギターを弾いている姿も…全てが絵になる。
あたしには逆立ちしてもなれない人。
…まぁ、当たり前なんだけど。
三日月は切ない曲。
だから気持ちをこめて歌わなきゃ聴いてる人にも伝わっていかない。
全部ソラ君の言葉。
それだけあたしは…。
「いいじゃん!
いい感じだよ。」
郁月君があたしの肩に手を置いた。
「ありがとう。」
「ソラの方、結構見てただろ?
それで上手くいったとか?」
郁月君があたしにそう耳打ちした。
「そんなんじゃ…。」
…否定できない自分がいる。