アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~
あたしの部屋は階段の突き当たりにある客間だった。
広さ的には広すぎるくらいだ。
好きに使って言いなんていってくれるけど…やっぱ気がひける。
「あー。
やっぱダンボールだらけだな。
明日には家具とかも届くし。」
「大丈夫だよ、このくらい。」
「いや、手伝うよ。
やる時呼んで。」
優しいな、真瞬君。
「ありがと。
でも、自分で出来るところは自分
でやるよ。」
頼ってばっかじゃ悪いしね。
「了解。
下で皆待ってるから、荷物置いた
ら来て。」
「うん。」
新しい生活が始まる。
そう考えただけでワクワクした。
…もう過去は忘れていいんだよね。
これからは自分らしく。
自分のためにやっていけばいいんだから。
「亜緒~?」
「はーい!」
真瞬君の声にハッとしてあたしは下へ降りていった。