アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~

 「いや、あたしは…。」

 「…天使だ。」

 「は?」

空雅君があたしの手をとった。

…なんだ、この人…。

天使って何?

やっぱ…変態…。

 「みっけた!!!マッシュ!
  コイツだよ!」

なんか空雅君、すごく興奮してる…?

みつけたって何?

 「嘘だろ?
  亜緒がか?」

 「亜緒っていうの?
  ちょっと歌おうよ、一緒に!」

 「え、だから…。」

空雅君はあたしの意見も聞かずにあたしをガレージに引っ張り出した。

 「お前、さっきの曲知ってるだろ?」

 「まぁ…。」

 「じゃあ、それで!」

なんか演奏始まっちゃったし…。

…歌うしかないのかな。
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