アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~
『入部のこと?』
「そうそう。
俺はアイツが今の軽音部に必要
だと思ってるんだけど。」
会話は途絶える。
『アイツはすごいと思うけど…。
軽音部に入るか入らないかはア
イツの決めることだろ?』
「いや、そうなんだけど…。」
『それに…。』
また会話が切れる。
それに…なんなんだ?
『亜緒、ワケありだろ?』
「なんで…お前っ!」
何感情的になってるんだ、俺…。
『まぁ、深くは聞かないけど。
色々あるだろうし、強制はしな
い。』
「…大人だな、郁月は。」
コイツはいつもそうだ。
俺よりもいつも一歩手前に進んでいる。
考えとか、意見とか…全部。