アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~

サトルが苦笑する。

 「そうだね。
  でも…亜緒も変わったな。
  前よりも口数多くなった。」

 「あ…やっぱり?
  真瞬君にも言われたの。」

真瞬君だけじゃなくて…サトルも?

ってことは…皆にもあたしはそう見えてるのかな?

 「やっぱ、軽音部のおかげ?」

 「まさか。やめてよ。」

あたしは笑いながらそう言う。

…まぁ、否定は出来ないんだけど。

 「HR始めるよー。」

翡波はまだ戻っていない。

あとは、帰るだけだからいいんだけどね。

…ん?違う。

軽音部だ。

あたし、部活行かなきゃ行けないんだ。

 「亜緒~!
  迎えに来たー♪」

…空気読んでよ、瀬名。

 「あとちょっと待ってて。」

ドアが静かに閉まっていった…。
< 94 / 303 >

この作品をシェア

pagetop