アオ×ソラ ~We love 軽音部っ!~
サトルが苦笑する。
「そうだね。
でも…亜緒も変わったな。
前よりも口数多くなった。」
「あ…やっぱり?
真瞬君にも言われたの。」
真瞬君だけじゃなくて…サトルも?
ってことは…皆にもあたしはそう見えてるのかな?
「やっぱ、軽音部のおかげ?」
「まさか。やめてよ。」
あたしは笑いながらそう言う。
…まぁ、否定は出来ないんだけど。
「HR始めるよー。」
翡波はまだ戻っていない。
あとは、帰るだけだからいいんだけどね。
…ん?違う。
軽音部だ。
あたし、部活行かなきゃ行けないんだ。
「亜緒~!
迎えに来たー♪」
…空気読んでよ、瀬名。
「あとちょっと待ってて。」
ドアが静かに閉まっていった…。