彼女はきっと振り向かない
まっ幼なじみじゃなきゃ、一生関わることのないような存在かもね。
俺はなんとなく教室に戻る気になれなくて、屋上に出向いた。
また、委員長に怒られるかな。
委員長せっかく美人なのに、もったいない。
屋上の適当な場所にゴロリと寝転んだ。
風が冷たいけど気持ちいい。
もう秋だ。
「響」
ん・・・
「起きろよ」
ドンっと軽く蹴りを入れられ、完全に覚醒した。
「なんだよ・・・廉か」
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