恋模様2



俺は康弘ん家のホテルから一直線で空港に向かうことになっていた




「ごめんね、送ってやれなくて」




「別に大丈夫だし。円香がいてくれるしな」




爽は笑顔で答えてくれた




「そういえば、敦…進学するのか?」




「そうだね。俺、写真の勉強しにここの町に来る。ここには写真の学校もあるしね」




「敦はカメラマン、俺は社長だな」




康弘が俺たちの会話に混ざってきた




「康弘、会社継ぐのか!?」
「社長!!??」




「何だよ?ふたりして…。俺が会社を継ぐことは、ずいぶんと前に承諾していたんだぜ」




俺は他県へ爽は何も考えられなかった状況だったから、知っていたのは日村さんだけになる




「ヤスは社長か…、円香は?」




「あ、あたしは…進学する…」




日村さんはモゾモゾしながら答えた




「何の勉強をするんだ?」




日村さんの顔が一瞬赤く染まった。少し間を置いてから静かに口を開いた







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