恋模様2
「秘書の勉強をしようと思って…。少しでも佐伯の役に立つように…」
「円香…、やっぱりお前は最高の彼女だぜっ!」
康弘が日村さんに飛び付き、頭を撫でていた
この2人はいつまでもラブラブでいるような気がした
「そうか…卒業したらこうして会うことも少なくなるんだよな…」
爽が少し悲しい顔をした。卒業と同時にみんなそれぞれ違う道を歩むのだ
「あ、そうだ。爽はどうするの?」
康弘の腕から日村さんが顔を出した
爽の夢…
そういえば、聞いてなかったな…
「あたし?あたしはな…」
康弘も日村さんも息を飲んで爽を見つめる
俺もなぜか手に汗握りながら待っていた
そして爽の口が開かれる