シュガー*エッセンス(加筆修正中)



『えっ…?』



そんなはず、ない。

確かにあの夢の記憶は思い出したくもないし、思い出すだけでも虫唾が走るけど。



泣くとか、有り得ない。




「だから、その。」

『……。』

「顔を覗き込んだら、汐留がちょうど起きて…。」



だって、あの時のあたし、割り切っていたもん。



悔しくて、悲しくてたまんなかったけど。

次に出てきたのは、自分をけなすような自嘲笑いで。



< 100 / 283 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop