シュガー*エッセンス(加筆修正中)



苦しい、苦しい。

尾崎センセーの真っ直ぐな瞳は、偽りなく、本当にあたしを心配する優しさの塊で。



息が、苦しくなる。



『…っ、なんでもないです!あたしが満点とるのなんて当たり前だし!』

「……えっ。」



………あ。

“言っちゃった”

そう思って慌てて口を押さえても、時既に遅し。



センセーはポカンとした表情であたしを見てる。

…最悪。



『先生、今のは違う…っ』



あぁ、なんでこんなことになってるのよ。


最悪。サイアク。
あたしもなんでこんな馬鹿なことしてるのよ。


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