シュガー*エッセンス(加筆修正中)
『……。』
どうしたらいいか、わからない。
思わず素を出してしまったあたしに、彼は険悪感を出すことなく、
むしろ、微笑んでくれたなんて。
あたしは、曖昧に笑うことしかできなかったの。
「次も期待してるぞ。」
センセーは、心の底から微笑んでるようだった。
何気なく、あたしの髪をポンて触ったあと、そのままかき乱して。
心がくすぐったくなるようなその感覚は、まるでセンセーがあたしに浸食してるみたいで。
あたしには、怖くて怖くて仕方なかった。