シュガー*エッセンス(加筆修正中)



―――…尾崎センセー。


あなたは


あたしが勉強ができなくても
良い子じゃなくても
可愛くなくっても



本当のあたしでも、愛してくれますか?



「どうしたんだよ、ビショビショじゃないか。」



センセーはそう言って、目を見開いてから慌てたように駆け寄ってきて。

雪が降り積もったあたしの両腕を掴んで、立ち上がらせる。


その力強い腕に、全てを委ねてしまいたい気分だった。




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