シュガー*エッセンス(加筆修正中)
それでもキミは
――――――…
「死ねばいいのに。」
突き刺さるのは、無数の言葉の凶器。
結奈の好きな人が、あたしを好きになった。
その日から、始まったあたしへの“イジメ”。
物を隠されたわけでもない。
暴力を振るわれたわけでもない。
だけど、
それ以上に心の傷は大きくて。
「きもい」
「なんで生きてるの?」
「なんで生まれてきたの?」
「愛奈なんか、消えちゃえばいいのに。」
人なんか所詮、こんなものだと思った。