シュガー*エッセンス(加筆修正中)
『冴花…、変わんないね…。』
「あんた私のことケバいと思ってるでしょ。」
『え、そんなこと思ってないよ〜。』
そういって、わざとらしく手を胸の前でブンブン振り、ぶりっ子ポーズする私。
そんな私を冴花は冷たい目で、ツラーッと見つめる。
「あんたのそのぶりっ子も、変わってないね。」
『…は?』
「そんなんしても、可愛いくないから。」
『いや、私可愛いし。』
ーー冴花とは、あの一件以来、逆に仲良くなった。
一時期は本当に口がきけないくらい大変だったけど、なんらかの拍子でお互い言いたいことをぶちまけてスッキリして。
一番最初の関係よりも、だいぶバッサリとした、飾らない関係を築けるようになった。
…まぁ、バサバサしすぎて、たまに腹たつけど。
私が可愛いくないなんてあり得ないし。私はいつだって可愛いんだっつーの。