シュガー*エッセンス(加筆修正中)
「おう。じゃあ、またな。」
そんなあたしの言い草に、先生は納得したみたいで。
ポケットから右手を再び出して、あたしの頭を小さくこついた。
「……。」
『……。』
『「……。」』
……ねぇ。
今、お別れ言ったじゃん。またなって言ったじゃん。
…なんで、先生は家に入らないのよ。
「ん?帰んないのか?」
それ、あたしのセリフだし。
あまりの予想外すぎる展開に、困って笑うことしかできないあたし。