シュガー*エッセンス(加筆修正中)
「…俺ん家、くるか?」
あまりにも自然に、放たれた言葉だった。
吸い込まれるように下しか見れなかった視線を、上にあげたら。先生が、真面目な表情であたしを見ている。
『……っと。』
この人、頭が可笑しいんじゃないだろうか。
例え、教師だとしても、彼は男。
今どきの女子高生が、一人暮らしの男の家にノコノコ上がるわけないじゃない。
「…ん?」
先生が、優しい声であたしの話に耳を傾けようとしている。