あなたたちは私の宝物
翌日、緊張しながら
マサのお父さんとお母さんに報告した
強面のお父さんとマサそっくりのお母さん
マサは両親と同居してる
だから、ここに来るたび顔は合わせていた
でもやっぱり緊張する
だけど、そんなのは最初だけだった
『子供が出来たから結婚するつもり』
マサがそう言ってくれた
両親はとても喜んだ
『アキちゃんの家には話してあるのかい?』
私は首を横に振った
『じゃあ早いうちに挨拶に行かないとな』
『はい…』
そうしなきゃいけないなんて事はよくわかる
だけど、うちの親が簡単に許すはずがない
私にはそれがわかる
喜んでくれているのはマサの両親だけなんだ
私の家は母子家庭だった
私が小学生の時に離婚
8歳年下の弟が居て
今は母と弟は2人で暮らしていた
そして時々母の彼氏がうちに来るようになった
私が中学生の時からずっと一緒に居る人
弟にとっては本当の父親のような存在
私より弟を可愛がっているのがよくわかった
家に帰っても、私の居場所なんてないんだ
どうせ私なんて邪魔な存在でしかないんだ
そんな私の家にマサの両親が挨拶に行くなんて
考えられない
だけど、そうしなきゃ何も前へは進まない
反対される事を承知で
挨拶へ行かなければならないんだ
マサのお父さんとお母さんに報告した
強面のお父さんとマサそっくりのお母さん
マサは両親と同居してる
だから、ここに来るたび顔は合わせていた
でもやっぱり緊張する
だけど、そんなのは最初だけだった
『子供が出来たから結婚するつもり』
マサがそう言ってくれた
両親はとても喜んだ
『アキちゃんの家には話してあるのかい?』
私は首を横に振った
『じゃあ早いうちに挨拶に行かないとな』
『はい…』
そうしなきゃいけないなんて事はよくわかる
だけど、うちの親が簡単に許すはずがない
私にはそれがわかる
喜んでくれているのはマサの両親だけなんだ
私の家は母子家庭だった
私が小学生の時に離婚
8歳年下の弟が居て
今は母と弟は2人で暮らしていた
そして時々母の彼氏がうちに来るようになった
私が中学生の時からずっと一緒に居る人
弟にとっては本当の父親のような存在
私より弟を可愛がっているのがよくわかった
家に帰っても、私の居場所なんてないんだ
どうせ私なんて邪魔な存在でしかないんだ
そんな私の家にマサの両親が挨拶に行くなんて
考えられない
だけど、そうしなきゃ何も前へは進まない
反対される事を承知で
挨拶へ行かなければならないんだ