僕、彼氏ができました
学校帰り真斗と二人で公園のブランコに乗った
帰りはいつも真斗が僕を家まで送る
「奈々ー」
座って揺れていた真斗が
立ちこぎで勢いをつけていた僕を呼んだ
「なに?」
「俺、奈々が好きだ」
「へ?」
急な告白で僕はビックリ
今まで好きなんて言われたことない
ましてやつき合う時なんて
恋を知らないからつき合ってくれって...
「俺、ホントに奈々が好きになった
恋ってなんかせつねーな
奈々、好きだ」
そういって僕を抱きしめた
「でも、僕。」
「今は好きじゃなくていいよ、俺のこと好きにしてやる」