小さな彼女とクールな彼氏
お風呂に向かった菜月。

あたしは荷物をまとめ、

お風呂に入る準備をしていた。

数分もしないうちに

菜月が体操着で部屋に戻ってきた。

髪もぬれてないし…。

「あれ?菜月どうしたの?」

こんな短時間であがってくるはずがない。

「暗い。」

「え?」

「脱衣所もお風呂暗い。」

暗い?どういうことだろう?

あたしは菜月についていった。

ドアを開くと真っ暗。

「え。くらっ!こわっ!」

「でしょ!?やだやだ…。」

確かにこの暗さでは怖すぎる

…ってか怖い!

「うし。お風呂入ってる間、

脱衣所で待ってること。

それなら怖くないよね?」

「うん。まぁ大丈夫。」
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